軽井沢に住んだらこんな暮らし!5つのエリア別“とある1日”「旧軽井沢エリア編」

軽井沢に住んだらこんな暮らし!5つのエリア別“とある1日”「旧軽井沢エリア編」

軽井沢を5つのエリアに分けて、それぞれの場所に実際に住んだらどんな暮らしを送れるのか、実体験と妄想を織り交ぜてご紹介するシリーズ。

今回は「旧軽井沢エリア編」です。

軽井沢の歴史と伝統の始まり、旧軽井沢で過ごす1日をどうぞご覧ください。

軽井沢に住んだらこんな暮らしが送れる!「旧軽井沢エリア編」

中心地である銀座通りを筆頭に、軽井沢で最初の教会であるショー記念礼拝堂、国の重要文化財に指定されている旧三笠ホテル、1894年開業の老舗万平ホテル、上皇上皇后両陛下の出会いの場所として知られる軽井沢会テニスコートなど「軽井沢といえば」なスポットが点在する旧軽井沢エリア。

ちなみに地名に「旧」が付いていますが、決して新しい名前が付けられているわけではなく、”元祖””オリジン”の意味からそう呼ばれているそう。「旧軽(きゅうかる)」と略されて呼ばれたりもしますね。

さまざまなお店が立ち並び、お天気の良い日にぷらぷらとお散歩するのにぴったりの旧軽井沢ですが、では雨の日にはどんな過ごし方ができるかなぁと考えてみました。午前中に家事を済ませた雨の日の午後、旧軽井沢でのこんな過ごし方はどうでしょうか。

 

13:00 脇田美術館で美術鑑賞

軽井沢町にはたくさんの美術館があります。いろいろな街に住んだ経験・旅した経験がありますが、海外も含め、これほどまでにひとつの街に美術館が点在しているところはあったかしら…と、気になって調べてみたらそれもそのはず、長野県は博物館・美術館の数で全国1位*なんだそう!気軽にアートに触れられる環境って贅沢ですよね。

おすすめのひとつである脇田美術館は、日本画家・脇田和氏の作品を収容する美術館。自宅兼アトリエとして使われていた別荘を囲むように建てられた美術館は、脇田氏が生前ご自身で設計したものです。

隣接するアトリエ山荘は日本モダニズム建築の巨匠・吉村順三氏の設計で、普段は非公開となっています。一般公開のチャンスをいまかいまかと心待ちにしています。

また、軽井沢は毎月1日は美術館の日と定められていて、軽井沢町民であれば脇田美術館を含む美術館8館の入館料が無料となっているのも嬉しいポイント!

※「しあわせ信州」データで知る信州参照/平成30年度社会教育調査統計表(文部科学省)

 

15:00 銀座通りでコーヒーブレイク

銀座通り近辺には「ブランジェ浅野屋」の本店やジョン・レノンが軽井沢来訪時によくフランスパンを買いに訪れたという「フランスベーカリー」さん、都内・名古屋に複数店舗を構える自家製天然酵母が特徴の「ベーカリー&レストラン沢村」さんなどの人気パン屋が集まっています。

上記した3店舗はどちらもイートインスペースがあるので、買ったパンとコーヒーをいただきながら美術館の感想をアウトプットして過ごすのにももってこい。

 

軽井沢大賀ホール

かつて音楽ホールがなかった軽井沢町。元ソニー役員でソリストや指揮者として音楽活動もしていた故・大賀典雄氏が平成15年のソニーを退職する際、その退職慰労金で寄贈したのが「軽井沢大賀ホール」です。

矢ヶ崎公園内に位置し軽井沢駅北口から歩いて5分という好立地ながら、旅行で軽井沢を訪れている時には知らなかった施設です。

オーケストラのコンサートへ行く機会があり、はじめて大賀ホールへ訪れた時、何とも表現しがたい幸福感に包まれました。フェスやライブが好きだったものの生の音楽に触れるのはとても久しぶりで、その後数日間余韻に浸っていました。

大賀ホールのホームページに公演情報が掲載されており一般発売があるかチェックができます。

 

番外編:晴れてる時は迷わずここ!!旧碓氷峠見晴台

雨の日にはおすすめできないのですが、日の出、サンセット、夜景と満遍なく景色を堪能できるスポットが「旧碓氷峠見晴台」。人気の観光スポットではありますが、時間の制限がなく、ふと思い立った時に行ける名所が身近にあるのはとても嬉しいこと。

車がなければ、夏季のみ運行の赤バスが便利です。

赤バスは見た目のレトロさも可愛いのですが、私が乗った時は車内に往年の歌謡曲が流れていてタイムスリップ感を味わえました。往復便がありますが、健脚の方には遊歩道を歩いて下りるコースもおすすめです。

観光スポットめぐりやお買い物だけではない、旧軽井沢の魅力が伝わったでしょうか。霧が多いイメージの軽井沢ですが、それは地形からくるもので、中でも碓氷峠に近い東側の旧軽井沢や軽井沢駅付近がいちばん影響を受けやすいと言われています。

デメリットもありますが雨の日も楽しむ術を持っていれば軽井沢ライフが一層楽しめること間違いないですね!

【DATA】

エリア名

旧軽井沢エリア

主要交通

JR・しなの鉄道「軽井沢駅」          

町内循環バス/西武観光バス

軽井沢交通バス(通称「赤バス」)/軽井沢交通バス

主要公共施設・病院

軽井沢大賀ホール/矢ヶ崎公園/軽井沢観光会館/軽井沢警察署 など

特にどんな人におすすめ?

単身者/車を持たない暮らしをしたい方

 

WRITTEN BY

Junko

宮城から軽井沢に移住し、シェアハウスで暮らす30代。会社員として働きながら、デザインやPR、ライティングなどの活動をしています。趣味は登山と旅。人と会って話すことと美しい景色を見ることが最高の気分転換です。