デザインの宝庫!信州の作家さんの作品が集まるクリエイティブな空間

デザインの宝庫!信州の作家さんの作品が集まるクリエイティブな空間

「lagom(ラーゴム)」さんのお店は軽井沢の隣にある、御代田町にあります。

元々はメルシャン軽井沢美術館のエントランスとして建てられた建物を改装されて店舗に。
建物はアイビーがびっしりと絡んでいます。

それは四季を感じられ、時期によってアイビーの色が変わっていく姿がとても美しいです。

また、美術館と共通してアートな作品がたくさん見られます。
1つひとつ丁寧に作り上げられた温もりのある木製のオリジナルな作品。
ヴィンテージ家具の棚に馴染んでいて、訪れるたびに何か連れて帰りたくなる作品との出逢いがある、そんなお店です。

まるで美術館にいるかのよう。唯一無二のアートに触れ合えるスポット「lagom」

独創的な輝きを放つデザイン  RATTA RATTARR(ラッタラッタル)

軽井沢にあるアトリエで、障害のあるクリエイターが描く絵を元に、洋服、文具、雑貨類を制作するデザインブランド。

こちらのギャラリーには、鮮やかなカラーを使った独創的な作品があります。それはラッタラッタルの世界観。

松本市浅間温泉にある松本十帖の宿泊者の浴衣は、温泉街を着て歩けるような柄をデザインした素敵な一着。

色鮮やかな色を使ったテキスタイルがどれも綺麗で引き込まれてしまいます。

他にもラッタラッタルのクリエイターの方が描く、美しいパターンがプリントされたストール、お洋服、レターセットなど、様々な作品が作られています。

これまでに、グリコのポッキー、ジャイアントコーンのパッケージデザインなども手掛けられたそうですよ。

この写真は昨年、千住博美術館内で行われた「ラッタラッタルのしごと展」に訪れた際のもの。

2021年にオープンした、長野県立美術館内ミュージアムショップでは“長野”をテーマに、りんごをモチーフにしたハンカチ、レターセットがオリジナルグッズとして製作されました。

ラッタラッタルの商品は、「lagom」さん、長野県立美術館ミュージアムショップ、全国のポップアップストアで見ることができます。

 

軽井沢病院との取り組み

この4月から軽井沢町内の薬局で配布されているお薬手帳。
ラッタラッタルのデザイナーさんたちが1つひとつ手がけたお薬手帳は、すべて一点モノです。
私も軽井沢町内の薬局で、子ども3人分の手帳をゲットしました。
薬局でお薬手帳を出すのが今から楽しみです。

現在は第二弾として、軽井沢病院特設スペースに募金箱を設置し、一冊200円で販売しています。売上は軽井沢町民の就労支援に使われるそうです。

1つひとつに、シリアルナンバーが入っています。

 

心踊るお菓子。コムギとハカリ

「lagom」さんの建物内には、「コムギとハカリ」さんのお菓子が並んでいます。

見ているだけで、思わず「かわいい~!」と声を出したくなるようなお菓子たちがたくさん置いてあります。

この奥に「コムギとハカリ」さんのお菓子が並んでます。

左はガラス張りで、週末には「コムギとハカリ」さんがガラスの向こうのアトリエでお菓子を製作しています。

なんと、製作してる様子を見ることもできます。

私が訪れたときは、トルコのバブーシュ、絨毯の企画展に合わせてこんなお菓子を。

見てるだけでトルコ気分を味わえる、かわいいアイシングのクッキー!

1つひとつが丁寧に作られてるのが感じられ、食べるのがもったいないくらいです。

行くたびに初めて出会うお菓子たち。この出会いも楽しみのひとつ。

ウキウキな気分にさせてくれる、ステキなお菓子屋さんです。

 

信州の作家さんが作る、温もりのある作品たち

作家さんが1つひとつ丁寧に作った木製の商品は、「lagom」さんオリジナルのもの。

ヨーロッパのヴィンテージ家具の机の上に置かれた猫の置物。

こちらは軽井沢町在中の木製作家さん、関さんによるものだそう。

猫好きな関さんならではのこのフォルム。猫好きなお客さんは思わず手に取るそうです。

滑らかになるようにヤスリをかけられていて、猫の曲線美がとてもきれいです。

この日私が購入したのは、関さん作のソリーのキーホルダー。

軽井沢ならでは、雪国で使うソリーをキーホルダーにするところがさすがです。

木製で経年劣化も味として楽しめそうなので、夏の暑い日でも年中車の鍵に付けて使おうと思います。

他にもさまざまな作家さんによるオリジナル作品は、オーナーである須長さんの「こんなのあったらいいな」の一言から。

須長さんのインスピレーションをもとに、作家さんが作品を作り上げる。

この関係性も、素晴らしいなあと感じました。

 

遊び心あるユニークな試着室

こちらは、試着室にあるハンガーラック。

ただのハンガーラックではなく、小太りなおじさんがプールに飛び込もうとしてる姿を、関さんが手彫りで作ったもの。

こちらも、須長さんと関さんとのやり取りで生まれた作品です。

こちらはドアノブ。中年のサラリーマンが、少し疲れてる様子が伝わってきます。

 

lagomの世界

実用性、機能を考えられた作品や、ユーモア溢れる作品。

紹介しきれないほど、まだまだたくさんの作品が置いてあります。

ちなみに、オーナーの須長さんはスウェーデン生まれ。

学生時代はデザイン業なども手掛け、日本に帰国したあともデザインに関わる賞を数多く受賞されているのだそう。

須長さんが作り出す世界観はとても素晴らしいです。

この建物に辿り着くまでの外観から始まり、店内の青い壁、外から入り込む光、物の配置、空間。すべてがアートに感じられます。

まるで美術館にいるように、1つひとつの作品をじっーと見たくなり、いつまでもいたくなるような空間です。

自分の日常生活に、何か持ち帰りたくなるものと出逢える。

行くだけで気持ちが明るくなる。こんな素敵なお店に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

きっと、素敵な一点ものとの出会いがあるはず。

 

最後に

「lagom」さんがある敷地の「MMop(モップ)」は、この春から大きく変わりました。

モーニングの有名店、コーヒー屋、ステーキ屋、ガーデニングショップがオープンしたり、夏には写真美術館もオープンします。

軽井沢に来たら気軽に足を運べる場所がまた一つ増えたことがとても嬉しいです◎

INFORMATION

店名:

lagom

住所:

長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1

電話番号:

090-4642-3930

営業時間:

9:00-16:00

定休日:

水曜日

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY

ソルト

三人の子どもを育てつつ、 母として育てられてる39歳。 刺激と楽しいことを追い求める日々です。 普通じゃつまらない。