軽井沢から少し足を伸ばしてでも行きたい!地元の新鮮野菜をふんだんに使用したフレンチ店

軽井沢から少し足を伸ばしてでも行きたい!地元の新鮮野菜をふんだんに使用したフレンチ店

軽井沢から約1時間ほど車を走らせた東御市にあるフレンチのお店。

2021年7月に「sens(サンス)」と名前を変えてリニューアルオープンしました。

東御市はブドウの産地であり、ワイン造りも盛んな町。

その地元ワインに合わせた料理をサンスさんではペアリングで楽しむことができます。

地元軽井沢のの朝採れ新鮮野菜をふんだんに使ったフレンチが楽しめる「sens」

サンスさんで使う野菜は、自家栽培の野菜をはじめ、地産地消を日頃心掛けているそう。オーナー自らその日の朝に採る野菜はどれもみずみずしくて新鮮。

素材そのものの味を出したいので過度に手を加えない。がサンスさんのお料理。

私がお勧めするお店です。

 

東御市(とうみし)って?

サンスさんのある東御市は、軽井沢から車で約1時間ほど車を走らせたところにある、人口約3万人ほどの小さな市になります。

朝晩の寒暖差があり、陽当たりが良く降水量が少なく、そして昔からブドウの産地として有名なことから、上質なワインがここ東御市では作られています。また住みやすい環境から、最近では移住者にも人気なエリアとなっています。

 

サンスさんの歴史

オーナーは軽井沢のエルミタージュタムラで7年調理に携わり、その後2009年に「フルール ドゥペ シェ モモカ」をオープン。そこからさらに12年経った昨年の7月に、旧店舗裏に新しく建物を建て、名前をモモカ→サンスに変えてリニューアルオープンさせたそうです。

当時のお店の建物は蚕室(お蚕さんを飼う部屋)をリノベーションした古民家。
ヨーロッパのヴィンテージ家具や絵画がセンス良く飾られており、雰囲気のある心地よい店内が私はとても好きになりました。

今回はリニューアルしたサンスさんの魅力あるお料理と、雰囲気あるお店の様子をお伝えいたします。

 

住宅街にあるセンスある建物と雰囲気ある店内

住宅街の細い道沿いにあるこの看板がある入り口を入っていくと、、、そこにはセンスのいい外観が。

木の扉を開けると目の前には大きなオープンキッチン。

そして軽井沢の「GRANNEGANTVERK(グランネハントヴァルク)皆木」さんの作品の机と椅子が置かれたスタイリッシュな雰囲気溢れる店内。

 

この日のランチコース

私がこの日いただいたのは3,000円のランチのコース。メインとデザートがその日の仕入れで変わるメニューから選べます。

まず最初に出てきたのは地物のニンジンを使ったスープ。

上にはなんとトリュフオイルがかかっていました。鮮やかとは言えない燻んだオレンジ色ですが、ニンジンの持つ自然な甘みがあり、とても美味しい。ニンジンが苦手な私でもおかわりしたいくらい。

続いて出てきたのはボリュームいっぱいの前菜のサラダ。

こちらは地元の朝採れ野菜をふんだんに使っており、緑の葉物野菜の中に、紅芯大根の鮮やかな赤、ピンクのトマトソース、グリーンのバジルソースと、見た目もきれいでまるでアートのよう。その中に今が旬の蕗の薹(ふきのとう)と鯛のフリットが隠れており、口に運ぶとカリッという音と同時に、フワッとした鯛の白身と蕗の薹のいい香りが口いっぱいに広がる。まるで春の訪れが一気にやってきたかのよう。

 

次はメインの肉料理。

この日は信州産豚舌のコンフィでした。

出てきてびっくり。まるごと1本使用したタン。

普段は焼肉でしか食べたことのない豚のタンとは別物。柔らかくて独特な臭みが一切ない。

その周りには素材の味そのものを味わえるグリルした野菜。コリンキー、芽キャベツ、ロマネスコ、長ネギ、グリルした野菜に味付けはシンプルな塩のみ。

改めて野菜そのものの味を知る。ほかにはダイコンを包んだハクサイ、ジャガイモのミルフィーユ。どちらもメインを引き立てる副菜。

今まで長野で新鮮野菜を食べてきた中でも、素材の味をここまで美味しく引き出すことができるのは素材を知り尽くしたオーナーならでは。

 

この日のメインの魚はこちら。山口産の鯛のグリル。

鯛のウロコがパリッパリ。その下の白身はフワッフワ。こちらも素材そのもののおいしさを引き出すためにシンプルな塩で味付けを。

お腹がいっぱいになったところで、締めのデザート。

練乳のブランマンジェ いちごのムース。

ブランマンジェの練乳の甘みと、いちごの酸味がとても合う。デザートもほどよいボリュームで、これだけでもお茶しに食べにきたい。

食べ応えたっぷり、信州ならではの野菜の味と楽しめるこのコースでした。

 

気さくなスタッフの方々

真ん中はシェフ、セイジさん。右が奥様のルミ子さん。左は妹さんのユミ子さん。

日差しがたっぷり入る明るい店内では、陽気で明るいスタッフの方が心地よい雰囲気を作ってるんだろう。そう感じました。

 

最後に

月に一度発行してる「サンスだより」。奥様のルミ子さんの手書きで書かれている。毎号季節の訪れを感じさせる文面はルミ子さんの人柄が表れています。

一度行くとまた食べたくなる味。

みなさんもこの味を確かめにぜひ、足を運んでみてください。

INFORMATION

店名:

sens サンス

住所:

長野県東御市滋野乙2211

電話番号:

0268-64-3220

営業時間:

 lunch 11:30〜15:00(lo13:00)
dinner 18:00〜21:30(lo19:30)

定休日:

日曜・月祝の場合は変更あり

一人当たりの予算:

lunch ¥3,000〜 dinner 4¥,500〜

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

 

WRITTEN BY

ソルト

三人の子どもを育てつつ、 母として育てられてる39歳。 刺激と楽しいことを追い求める日々です。 普通じゃつまらない。